【開催報告】「第14回AONSA中性子スクール/第9回中性子・ミュオンスクール」
大強度陽子加速器施設(J-PARC) の物質・生命科学実験施設(MLF)において、『第14回AONSA中性子スクール/第9回中性子・ミュオンスクール(The 14th AONSA Neutron School / The 9th Neutron and Muon School:NMS2025)』が2025年11月17日から21日の5日間に渡って開催されました。本スクールは中性子・ミュオンユーザーの裾野拡大や関連分野の若手育成の一助を目的としており、CROSSを含む中性子・ミュオン科学に関係する国内外12組織の主催で開催しました。
中性子科学とミュオン科学に関係する国内12組織は以下となります。
AONSA、日本中性子科学会、日本中間子科学会、J-PARC センター、物質物質・生命科学実験施設(MLF)、日本原子力研究開発機構(JAEA) 物質科学研究センター、高エネルギー加速器研究機構(KEK) 物質構造科学研究所、東京大学物性研究所附属中性子科学研究施設、CROSS 中性子科学センター、茨城大学大学院理工学研究科、中性子産業利用推進協議会、茨城県
本スクールはInternational Atomic Energy Agency (IAEA)の協賛、及び、高エネルギー加速器研究機構の加速器科学国際育成事業 (IINAS-NX)、International Society for µSR Spectroscopy (ISMS)、J-PARC MLF利用者懇談会の支援を受けて開催されました。
今年度は現地のみでの開催となり、日本を含むアジア・オセニア各国から38名の参加がありました。
国内外15名の研究者らによる講義が行われ、また、CROSSが実験の支援に当たる共用装置(BL01 四季、BL02 DNA、BL15 大観、BL22 螺鈿)を含む11の実験装置で実習が行なわれました。実習では、実際に装置を使用して実験やデータ解析が行なわれました。
また最終日には、実習内容及び実験結果の発表を行いました。これらの講義、実習、発表を通じて、多くの参加者が中性子科学、ミュオン科学の理解と知識を深めるとともに、講師の先生及びMLFスタッフとの交流を深めることができました。
最先端の中性子・ミュオン科学研究を専門家から直接学び、いろいろな交流ができる本スクールは、より高度な研究活動を進めるための知見を得る機会として有意義であり、本スクールをきっかけとして高い専門性と広い視野を持つ研究者が育っていくこと、また今後も研究人材育成の場として続いていくことを期待します。
