センター長挨拶

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一般財団法人総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センターは、特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律(いわゆる共用法)によって指定される特定中性子線施設 J-PARC 物質・生命科学実験施設(MLF)の利用促進業務を行っている組織で、文部科学大臣に登録施設利用促進機関として5年ごとに認可を受けています。2026年4月より第4期が開始され、「中性子をもっと身近に。研究と産業に新たな推進力を。」をテーマに、4つのスローガンを掲げました。

  1. 1MW大強度中性子ビームを活用した画期的な成果の創出と組織間連携による中性子利用の裾野拡大
  2. AI、DXを活用した利用システムと実験・解析環境の充実
  3. 産学官連携の推進による新たな産業的価値の創出
  4. 中性子科学を先導する人材の育成

私はこの6月より4代目の中性子科学センター長を拝命しました。CROSSのこれまでの歩みは、MLFの中性子源の出力上昇の歩みのごとく、一歩一歩着実なステップを踏み、活動を広げてきました。共用ビームライン7本の利用支援と成果創出、成果の発信はもとより、MLFと原子力機構の研究炉JRR-3に共通した中性子・ミュオンポータルサイトJ-JOINによる利用サービスの展開、中性子産業利用推進センターの設置と2本の茨城県中性子ビームラインの運営への参画、産学官連携の取り組み(コンソーシアム、アライアンス、この4月から始まったCROSS Neutron Plaza)、と成長を目の当たりにしてきました。第4期のこれからの5年、ここからは、AI、DXをフル活用して中性子利用の底上げ、裾野拡大を図っていく中で、中性子利用の在り方にかなり大きな質的変化が生れるだろう、CROSSにはその方向性を舵取りしていく使命があると思っています。4つのスローガンを高いレベルで実現し、使命を果たすべく、職員一丸となって取り組んで参ります。アカデミア、産業界のユーザーやコミュニティー、さらにはポテンシャルユーザーの皆様とともに、未来を作っていきましょう。

2026年6月1日

一般財団法人 総合科学研究機構
中性子科学センター長 川北 至信