界面活性剤の重水素化実習では、アルキル鎖長の異なる2種類の界面活性剤を対象とし、不均一系触媒を用いた直接重水素化法を試みました。結果として、得られた重水素化体の収率は当初の想定を大幅に下回りました。この結果を受け、反応が不調であった要因を分析したところ、本反応条件下での副反応の進行が収率低下の主因であることを突き止めました。さらに、この分析に基づき、本重水素化法の改善策についても具体的な検討を行いました。中性子反射率データの解析実習では、解析ソフト「refnx」を用い、過去に測定された界面活性剤溶液の固液界面データの解析を実施しました。フィッティング解析の結果、固液界面において形成される界面活性剤吸着膜の構造(膜厚や密度など)を詳細に評価することができました。