九州大学大学院総合理工学府 修士1年の中原大葉です。今回、CROSS研究生として本研修に参加させていただきました。
現在私は、ダイヤモンドやナノカーボン材料を用いたオールカーボンデバイスの研究に取り組んでおり、特にダイヤモンド上へのオーミックコンタクトの形成やNVセンタを用いた光検出の研究に取り組んでいます。オーミックコンタクトでは、電極と半導体界面の抵抗低減を目指した材料設計や評価を行い、NVセンタを用いたデバイスでは欠陥準位を活用した高感度検出特性の解明に取り組んでいます。これらの研究では、材料内部や界面構造を正確に理解することが重要であると感じていましたが、中性子測定の経験はこれまでありませんでした。今回は、中性子散乱を実際に体験しながら基礎から学びたいという思いで、CROSS研究生に応募しました。初心者としての参加でしたが、実習を通して理解が深まり、研究への視野が大きく広がりました。
実習では、成果公開型一般課題 2024B0081 (BL17) および 2024B0106 (VIN ROSE) に参加し、実験及びデータ解析、中性子散乱の基礎を勉強し、研究プレゼンテーションとしてまとめました。今回、学んだ実験および解析、中性子散乱の基礎をベースに、中性子散乱を研究に活かしていきたいと考えております。
今回の実習を受け入れてくださいました柴山充弘中性子科学センター長、指導していただいた花島隆泰氏、KEKの遠藤仁氏、お忙しい中、報告会に参加され貴重な質問ご意見を頂きました皆様方に、深く感謝致します。また、研究室でご指導いただいている吉武剛教授(九州大学)にも、CROSSでの貴重な経験の機会を与えていただきまして深く感謝申し上げます。