第3回センター長表彰を五十嵐氏、宮田氏、山田氏、小西氏、富永氏受賞

2021.10.21

第3回センター長表彰を五十嵐氏、宮田氏、山田氏、小西氏、富永氏受賞

表彰式後の集合写真

2021年10月11日、CROSS中性子科学センター長賞の表彰式を行いました。本表彰は、中性子科学センターに勤務する職員等の中で顕著な功績を挙げたものに対し、その功績をたたえ、感謝の意を表し、中性子科学センターが担う業務の更なる推進を図ることを目的としています。今年度の受賞者は五十嵐氏、宮田氏、山田氏、小西氏、富永氏でした。受賞者には表彰状と盾が贈られ、受賞講演が行われました。それらの様子をオンラインで配信しました。

利用推進部 五十嵐 美穂

受賞テーマ:「成果・課題情報の集約、発信への貢献」

表彰式の様子。左から柴山センター長、五十嵐氏。

受賞講演の様子

受賞理由

五十嵐氏はMLFの成果・課題情報の集約とそれに基づいた情報発信について、情報の精査、集約方法を構築することで、これらを正確、円滑に行うことに大きな功績があった。

成果・課題情報は関係者、関係機関が多く解釈、定義に差異や変化があることから統一的な扱いが難しく、また、情報提供者の協力度合に温度差があるという課題があった。氏は、関係者と丹念なやりとりを行い、情報を整理し、関係性を築くことで正確で円滑な情報集約とそこからの資料作成、提供を行える体制を構築した。MLF内のみならず、文科省量研室、JAEA、茨城県などの資料提供依頼にも迅速に対応することで、さらに協力が得られやすくなるという良い循環が起こるようになった。また、RA協議会*年会やWeb of Scienceのセミナー等にも積極的に参加することで成果情報の集約、発信のための知識の向上に努め、2020年度にはRA協議会年会と量子ビームサイエンスフェスタで、この活動についての発表を行っている。

以上のように、五十嵐氏の活動は中性子科学センターの利用促進に大いに寄与するものであり、中性子科学センター長表彰の受賞に値すると認められた。

*RA(Research Administration)協議会:研究活動活性化のための、分析、推進、管理、支援及び利活用する等の業務に関する団体。

産学連携推進室 小西 盛也(課長)

受賞テーマ:「機能性高分子コンソーシアムの設立と運営」

受賞理由

受賞講演の様子

小西課長は、MLF初となる産学施設連携コンソーシアムである、「機能性高分子コンソーシアム」(コンソ)の設立と運営に大いに貢献した。特にコンソ参画企業の募集段階から、参加候補企業への問いかけ、コンソに関わる契約書類、協定書、内規等の作成、MLFとの調整など設立に関わる事務作業を一手に引き受け、大いに貢献した。設立後は事務局代表として、プレスリリースなどの広報活動、運営委員会や技術委員会の開催を主導した。コンソの活動はMLFや文科省など内外から高く評価され、CROSSの存在感を示すことにもつながっている。

以上のように、小西課長の活動は、MLFの成果創出にとどまらず、CROSSの知名度アップにも大いに貢献するものであり、中性子科学センター長表彰の受賞に値すると認められた。

産学連携推進室 宮田 登(副主任研究員)

受賞テーマ:「機能性高分子コンソーシアムの設立と運営」

受賞理由

表彰式の様子。

宮田副主任研究員は、MLF初となる産学施設連携コンソーシアムである、「機能性高分子コンソーシアム」(コンソ)の設立と運営に大いに貢献した。特にコンソメンバーのBL17での反射率実験の実施を主導した。安定的な実験の実施によりコンソメンバーから大いなる信頼を獲得し、コンソの運営に寄与したと同時に、成果創出に貢献した。特に調湿ガス発生装置の開発など先導的な試料環境の整備に尽力し、それらの装置を使った成果はすでに8報の論文、17件の学会発表として結実している。コンソの活動は文科省など内外から高く評価され、CROSSの存在感を示すことにもつながっている。

以上のように、宮田副主任研究員の活動は、MLFの成果創出にとどまらず、CROSSの知名度アップにも大いに貢献するものであり、中性子科学センター長表彰の受賞に値すると認められた。

産学連携推進室 山田 武(副主任研究員)

受賞テーマ:「機能性高分子コンソーシアムの設立と運営」

受賞理由

受賞講演の様子

山田副主任研究員は、MLF初となる産学施設連携コンソーシアムである、「機能性高分子コンソーシアム」(コンソ)の設立と運営に大いに貢献した。特にコンソメンバーのBL02での準弾性散乱実験の実施を主導した。試料準備段階からの利用相談に対応し、安定的な実験の実施と丁寧な解析サポートによりコンソメンバーから大いなる信頼を獲得し、コンソの運営に寄与した。BL02用の調湿スティックの開発など先導的な試料環境の整備にも尽力し、それらの装置を使った成果創出が今後大いに期待される。コンソの活動はMLFや文科省など内外から高く評価され、CROSSの存在感を示すことにもつながっている。

以上のように、山田副主任研究員の活動は、MLFの成果創出にとどまらず、CROSSの知名度アップにも大いに貢献するものであり、中性子科学センター長表彰の受賞に値すると認められた。

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表彰式の様子。左から柴山センター長、宮田氏、小西氏、山田氏

産学連携推進室 富永 大輝(副主任研究員)

受賞テーマ:「BL02におけるリモート化・スマート化への貢献」

表彰式の様子。左から柴山センター長、富永氏。

受賞講演の様子


受賞理由

第5期科学技術基本計画では、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノが繋がり、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる人間中心の未来社会Society 5.0の実現を目指している。

J-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)のダイナミクス解析装置(BL02)の運転や実験には沢山の機器が関わっているが、富永副主任研究員は、このような観点から、①実験試料環境機器(昇降型自動試料交換機(PEACE)及び試料の温度制御空間のガス環境制御装置(DICE))、②常時正常稼働が必要なターボ分子真空ポンプ(rTMP)、③実験に必要不可欠なユーティリティの1つであるHeガスボンベの残圧力デジタルモニタをBL02グループ員と議論しながら主体的に開発した。そして、これらのリモート・スマート機器は、現在、MLFにおける標準実験装置制御ソフトウェアフレームワーク(IROHA2)によって制御・監視され、また、他の機器と連動して安全・安定に運用されるに至っている。

このBL02におけるリモート化・スマート化は、これまで現場で行っていた手動操作・目視確認を激減させ、定型反復作業の人為誤操作確率を低減させたのに加え、これらの操作・確認作業に充てていた時間を実験データの解析やサイエンスの議論等の時間に有効に活かすことにも繋がった。この成功により、更なる非IoT機器・システムのIoT化の議論も始まっている。

以上のように、富永副主任研究員の活動は中性子共用ビームラインの利用促進に大いに寄与するものであり、中性子科学センター長表彰の受賞に値すると認められた。

<過去のセンター長表彰について>

第2回センター長表彰を岩瀬氏、松浦氏受賞

第1回センター長表彰を阿久津氏、岡﨑氏受賞