【開催報告】第7回 大型実験施設とスーパーコンピュータとの連携利用シンポジウム

2021.10.14

【開催報告】第7回 大型実験施設とスーパーコンピュータとの連携利用シンポジウム

2021年9月14日 第7回 大型実験施設とスーパーコンピュータとの連携利用シンポジウムを 総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センターは、高輝度光科学研究センター(JASRI)、高度情報科学技術研究機構(RIST)との共同主催により、オンラインで開催しました。

⼤型実験施設であるSPring-8、J-PARC MLFと「富岳」をはじめとするスーパーコンピュータとの連携利⽤は、実験的⼿法と数値シミュレーション⼿法の特性を活かした新しい研究成果の創出につながり、その推進は多⽅⾯から期待されています。第7回⽬となる本シンポジウムでは、結晶、⾮晶質、⾼分⼦・ソフトマターなど様々な物質で展開されている放射光・中性⼦の量⼦ビーム実験や理論計算による研究の最前線を紹介しました。さらに、パネルディスカッションでは新しいサイエンスの展開へ向けた議論を⾏い、量⼦ビーム実験と理論計算の連携利⽤が拓く物質科学の可能性を模索しました。

参加者総数は229名であり、その内訳は、企業66名、大学56名、国立研究開発法人31名、財団法人56名、行政12名、その他8名でした。また、コロナ禍の影響により初めてオンラインで開催し、これまでの第1~6回(82人~135人)に比較して、より多くの方々にご参加いただけました。

シンポジウム参加者へのアンケート調査では、「最近の研究に関する話が色々と聴けて知的好奇心が大いに刺激された。分野が異なる人が議論しているので難しいところもあると思うが、幅広い考え方を聞けるので、いいと思う」 などのご感想をいただきました。今後このような連携シンポジウムを継続して開催することにより、有意義な連携利用が促進されることを期待します。

第7回 大型実験施設とスーパーコンピュータとの連携利用シンポジウム 開催案内