開催趣旨
「量子ビーム」と呼ばれる放射光や中性子を用いた実験の普及により、これらを連携して利用する研究が学術分野だけでなく産業分野でも行われている。量子ビームの連携利用において、学術利用および産業利用の成果の拡大・深化を促進するためには、各量子ビームの特徴を把握することが重要である。放射光と中性子それぞれの測定技術の特徴を量子ビーム施設における実習を通じて把握し、効果的な連携利用について検討する一助とすることを目的として、施設横断合同研修会を開催する。本研修会は、施設横断的な利用促進と人材育成並びに標準化活動の一環として、高輝度光科学研究センター(JASRI)と総合科学研究機構(CROSS)とが協力して実施する。
本研修会では小角散乱測定による構造解析技術をテーマとする。SPring-8 BL19B2において「小角X線散乱(SAXS)測定」、J-PARC MLF BL15において「小角中性子散乱(SANS)測定」の測定実習を行う予定である。これらの実習を通し、X線と中性子の特徴の違いを活用した構造解析という小角散乱における連携利用の利点を参加者に理解していただくことを目的としている。
*過去の合同研修会については、こちらをご覧ください。
日 時
【SPring-8】2025年11月 6日(木)
【J-PARC MLF】2026年3月23日(月)
参加申込 ※申込を締め切りました。
第13回放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会「小角散乱測定研修会」参加申込フォームよりお申込みください。
申込締切
2025年10月7日(火)12:00 *参加費無料
参加対象
・放射光、中性子を連携的に利用した小角散乱実験を検討中の方
・放射光または中性子のいずれかの小角散乱実験が未経験の方
・放射光、中性子で開催する両研修会に参加出来る方
なお、応募者多数の場合、実習参加をお断りする場合がありますのでご了承ください。
募集定員
最大4グループ (1グループ3名以内)
プログラム
【SPring-8】
日時:2025年11月6日(木)10:00 ~ 20:00(実習完了次第終了)
会場・講義・実習場所:SPring-8中央管理棟 特別会議室、蓄積リング棟 BL19B2
http://www.spring8.or.jp/ja/about_us/access/campus_map/
http://www.spring8.or.jp/ja/about_us/access/
| ≪ SAXS ≫ | |
|---|---|
| 9:00 〜 10:30 | 各自ユーザー手続き |
| 10:30 〜 12:00 | 講義「X線と中性子の小角散乱測定に関する座学」講師:総合科学研究機構 柴山充弘 |
| 12:00 ~ 13:00 | 【 昼食 】 |
| 13:00 〜 15:00 | ビームラインの紹介 測定システムのデモンストレーション運転 |
| 15:00 〜 20:00 | 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(SAXS)(各グループ最大10サンプル、1時間程度) 実験条件:X線エネルギー 18 keV(持込試料により変更の可能性有)、カメラ長約3m、q=0.06 ~ 3.2nm-1 |
| ≪ 以降はUSAXS測定を行う場合 ≫ | |
| 20:00 〜 22:00 | セットアップ変更(SAXS → USAXS) |
| 22:00 〜 | 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(USAXS) 実験条件:X線エネルギー 18 keV(持込試料により変更の可能性有)、カメラ長約40m、q=0.005 ~ 0.19nm-1 |
実習担当
産業利用・産学連携推進室 佐藤 眞直(msato[@]spring8.or.jp)
産業利用・産学連携推進室 筒井 智嗣(satoshi[@]spring8.or.jp)
(事務担当)利用推進部 普及情報課 辻本 繁樹(jasri-event[@]spring8.or.jp)
※[at]を”@”に置き換えてください。
【J-PARC MLF】
日時:2026年3月23日(月)9:00 ~(実習完了次第終了)
会場:AYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター(AQBRC)
https://www.pref.ibaraki.jp/kikaku/kagaku/chusei/kenkyu-kaihatsu/ryoshi-beam.html
講義・実習場所:J-PARC MLF 中性子小角・広角散乱装置「大観」(BL15)
https://mlfinfo.jp/ja/access.html
| ≪ BL15「大観」 ≫ | |
|---|---|
| 8:45 〜 9:00 | 受付 |
| 9:00 〜 9:30 | 一般利用説明、入構手続き |
| 9:30 ~ 12:00 | 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(調整中) |
| 12:00 〜 13:00 | 昼食(調整中) |
| 13:00 〜 17:00 | 参加者持込みサンプルを用いた測定実習(調整中) |
実習担当
(一財)総合科学研究機構 中性子科学センター 産学連携推進室 岩瀬 裕希(h_iwase[@]cross.or.jp)
(一財)総合科学研究機構 中性子科学センター 産学連携推進室 三田 一樹(k_mita[@]cross.or.jp)
(国研)日本原子力研究開発機構, J-PARCセンター 物質・生命科学ディビジョン 高田 慎一(shinichi.takata[@]j-parc.jp)
(国研)日本原子力研究開発機構, J-PARCセンター 物質・生命科学ディビジョン 廣井 孝介(kosuke.hiroi[@]j-parc.jp)
(一財)総合科学研究機構 中性子科学センター 研究開発部 大石 一城(k_ohishi[@]cross.or.jp)
(一財)総合科学研究機構 中性子科学センター 研究開発部 河村 幸彦(y_kawamura[@]cross.or.jp)
(事務担当)(一財)総合科学研究機構 中性子科学センター 産学連携推進室 川田 麻衣子(sangaku-event[@]cross.or.jp)
※[at]を”@”に置き換えてください。
注意事項
持ち込み試料について
・ 持ち込み試料は1グループ最大10個程度
・ 他の参加者の目にふれても良いもの
・ 安全、法規上問題のないもの
・ 汚染、破損、紛失しても構わないもの
・ 持込試料についての情報(組成、雰囲気など)を申込書に正確にご記載ください。申込者多数の場合の判断基準にします。
・ 粉末試料は、可能な限り以下の容器に入れて持参ください。
ラボランスクリュー管瓶 2mL(アズワン品番:9-852-01、相当品)
【SPring-8】
・ 測定に使用するX線のエネルギー(18 keV)で試料の透過率が約30%以上
(試料厚みの参考値:鉄の場合 約50 μm以下、Siの場合 約1 mm、水の場合 約1 cm以下)
・ 試料の保持方法は35 mmスライドマウントを用います。スライドマウントへの取り付け方は試料形態によって変わりますので、申込受付後、ご相談させて頂きます。
・ ご希望の試料の形態が、スライドマウントを用いた保持が困難であると判断した場合、ご遠慮いただく可能性があります。
・ 持込みサンプルに関するホルダー(35 mmスライドマウント)等消耗品は、参加者負担となります。
【J-PARC MLF】
・測定試料条件については、事前に担当者と協議して決定させていただきます。
空気中で安定でないものを測定される場合には事前にご相談ください。また、持込試料について、施設内への持込量に制限がある場合があります。予めご承知おきください。
・データの持ち帰りに関する注意事項
データ持ち帰り用のストレージ(USBメモリ、USB対応ハードディスク等)を持参してください。1GB以上の容量のものを推奨いたします。
その他の注意事項
1. 本研修会の参加にはSPring-8 User登録、J-PARC MLF User登録、放射線従事者登録などの諸手続きが完了されていることが必要です。
また、持ち込み希望サンプルについては、安全管理室審査の手続きが必要となります。手続きに関する案内は参加受付後ご連絡させていただきます。
2. 学生の方は「学生保険」等に加入していることが必要です。
3. 参加者への連絡などはすべてe-mailで行います。参加の手続きにはオンライン登録や書類のダウンロードが必要です。インターネットに接続できる環境をご用意ください。
4. 研修会への参加は無料です。
5. 研修会参加者への旅費支給等はありません。
6. 申込者多数の場合の調整は、当方に一任願います。
7. 参加者多数の場合は、締切日以前に募集を終了することがあります。
8. 前日及び当日に宿泊が必要な方は、SPring-8交流施設をご利用いただけます(1室シングル2000円/泊)。
また、J-PARC MLF実習ではJ-PARC東海ドミトリーのご利用が可能です。
9. スタッフにより研修会当日に写真撮影を行わせていただきます。広報活動のため、研修会当日の写真(会場スクリーンや参加者の姿が写っているものを含みます)をホームページ等に使用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
運営組織
主催
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)、一般財団法人総合科学研究機構(CROSS)
共催
J-PARCセンター(JAEA・KEK)
後援
特定放射光施設ユーザー共同体(SpRUC)放射光・中性子連携利用研究会、SPring-8利用推進協議会(IUSS)、中性子産業利用推進協議会(IUSNA)
