新利用者支援制度の目的と特徴

新利用者支援制度の目的と特徴

J-PARCの特定中性子線施設の登録施設利用促進機関であるCROSSは、中性子利用の新規参入者への支援活動として、新利用者支援制度を実施いたします。
これは、2015年度まで実施してきたトライアルユースの後継事業として実施するもので、MLF中性子線施設の利用未経験者に優先的に利用していただき、その有用性を理解していただくことで、その後の本格利用(利用拡大)へとつなげることを目的としています。

特徴は、J-PARCの課題公募に先立ち、CROSSスタッフが実験課題の申請書作成のご相談、指導に当たり申請のお世話をいたします。加えて、実験の方法やデータ処理についてもご相談、指導に当たり、実験終了報告の作成までお手伝いいたします。
CROSSでは随時、新利用者支援制度のご相談・お申し込みを受け付けています。

新利用者支援制度のタイムスケジュール及び、お申し込みからご利用までの流れは以下の図をご参照ください。

新利用者支援制度のスケジュール

新利用者支援制度のスケジュール

   
新利用者支援制度の募集から実験まで

新利用者支援制度の募集から実験まで

  • 新利用者支援制度に利用できる総マシンタイムは各装置の総稼働時間の5%以内を目途としています。
  • 新利用者支援制度による実験成果は公開していただきます。
  • 新利用者支援制度の趣旨に適さないと判断された場合は、新利用者支援制度課題ではなく一般課題として申請していただくことになります。
  • 一般課題申請となった場合でも、申請の準備をCROSSスタッフが支援いたします。

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応募資格

(1) J-PARC MLF 中性子実験施設利用の未経験者を優先

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対象のビームライン

共用ビームライン

  • BL01 四季 : 4次元空間中性子探査装置
  • BL02 DNA : ダイナミクス解析装置
  • BL11 PLANET : 超高圧中性子回折装置
  • BL15 大観 : 中性子小角・広角散乱装置
  • BL17 写楽 : 偏極中性子反射率計
  • BL18 千手 : 特殊環境微小単結晶中性子構造解析装置
  • BL22 螺鈿 : エネルギー分析型中性子イメージング装置

*各ビームラインの詳細はこちら を参照してください。

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新利用者支援制度と一般課題の比較

区分 新利用者支援制度 一般課題
応募期間 随時受付
ただし、審査の申請からは一般課題と同じJ-PARC実験課題申請システム  を使用し、同じ対応となるため、実験の時期は前期または後期に振り分けられます。
前期と後期の2回/年
(前期 : 5月頃、 後期 : 10月頃)
申請方法 所定の応募用紙で相談、申し込みの後、J-PARC一般課題公募期間中にJ-PARC実験課題申請システム  から申し込み (WEB申請) J-PARC実験課題申請システム  から申し込み (WEB申請)
応募資格 J-PARC MLF中性子線施設利用の未経験者を優先 国内外の大学、民間企業および公的研究機関などに所属する者
その他
  • 当機構の職員が
    • 申請書作成の相談、指導
    • 実験の方法やデータ処理の相談、指導
    • 実験終了報告の作成のサポート
    を行います。
  • 日本語での申請ができます。(英語でも可)
  • 原則は英語で申請します。ただし民間企業が実験代表者である産業利用課題については日本語でも申請ができます。

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お申し込み

新利用者支援制度 利用申し込みフォーム よりお申し込みください。

お問い合わせ

相談窓口 をご利用ください。
(お問い合わせ件名は「新利用者支援制度について」をお選びください)

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