2018B期 一般利用課題における「元素戦略」及び「連携利用」に関する課題について
1.目的と調査対象
1-1.「元素戦略」課題
文部科学省が推進する”元素戦略プロジェクト〈研究拠点形成型〉”とは「磁石材料」、「触媒・電池材料」、「電子材料」、「構造材料」の4つの領域からなる平成24年度から始まった10年間の国家プロジェクトで、レアアースやレアメタルなどを用いない革新的な稀少元素代替材料の創製を目的としています。
J-PARC/MLFの中性子ビームラインでは、元素戦略関連課題について調査を行っています。
1-2. 「連携利用」課題
連携利用課題は、J-PARC MLFの中性子及びミュオンを、放射光などの他の量子ビームや京などのスーパーコンピュータと連携して利用することで各施設の効率的・効果的利用を図り、利用研究成果の更なる質的向上を目的としています。
J-PARC MLFの全ビームラインへの申請課題を対象とし、連携利用の対象はSPring-8やSACLAなどの他の量子ビーム施設や京を含むスーパーコンピュータであり、単独でも複数でもまた国内外の施設でも構わず、その利用する時期も同時期に限りません。
2.申請方法
最初の画面の「公募名称」では、「成果公開型(定期募集)」あるいは「成果公開型(産業利用・定期募集)」を選択して下さい。次の画面の「元素戦略」あるいは「連携利用」のチェックボックスをクリックし、併せて申請書の「研究計画」の項における ” i) 実験の目的及び背景”の箇所に「元素戦略」課題についてはその理由を、「連携利用」については連携利用する施設(過去および同時期の利用の場合は利用ビームラインと受理番号も)、及び連携利用を行う研究内容と期待される成果を明確に記入して下さい。ただし、該当する課題申請に対して、該当しない課題と異なる基準による審査や優先的なビームタイム配分は行いません。