CROSS Reports Vol. 3, Article 4「J-PARC MLFのビームライン関連研究成果分析― 2025年1月実施 ―」
CROSS職員の技術報告などを掲載するCROSS Reportsで、Volume 3, Article 4「J-PARC MLFのビームライン関連研究成果分析― 2025年1月実施 ―」を2025年11月6日に発行しました。
概要
大強度陽子加速器施設(J-PARC)の物質・生命科学実験施設(MLF)では、半年毎に研究成果分析を実施し、一部のデータをMLF Webサイト(通称Meet@MLF)で公開している。本報告では、MLFで行っている研究成果分析の手順や指標などの詳細を述べる。Meet@MLFではMLF施設全体を対象として情報を公開しているが、今回は、ビームライン(BL)に関連した結果に焦点を当て、論文数、分野割合、Top10%論文の経年変化について分析した。BLに関連した論文数は、稼働するBL数およびビーム出力の増加に伴い単調増加を続けていたが、新規BLの建設ラッシュが落ち着き、これらの装置が安定的に運用されるようになった2020年以降の論文数は頭打ちとなっており、プラトーに達した可能性がある。出版された論文の分野割合についても、稼働するBLの増加に伴った変化が見られ、運用開始後しばらくの間は半数以上がPHYSICSであったが、CHEMISTRYおよびMATERIALS SCIENCEが徐々に増え、現在ではこれらが三大分野となっている。一方で、Top 10%論文数は増加を続けており、論文の質が上がりつつあると考えられる。Top10%論文では、PHYSICSとMATERIALS SCIENCEが多いことが分かった。
記事情報
| 記事タイトル | J-PARC MLFのビームライン関連研究成果分析― 2025年1月実施 ― |
|---|---|
| 著者 | 五十嵐 美穂, 伊藤 崇芳, 岡﨑 伸生, 安部 裕美, 川北 至信 |
| DOI | https://doi.org/10.57378/crossrep.2025004 |