概要
中性子・ミュオンユーザーの裾野拡大や関連分野の若手育成を目的とし、第14回AONSA中性子スクール/第9回中性子・ミュオンスクールを開催します。
中性子・ミュオンは物質研究において非常に強力なプローブであり、代表的な実験手法としては、中性子弾性散乱による物質の結晶構造・磁気構造決定や、非弾性散乱による格子振動や磁気励起の観測などがあげられます。他にも、中性子は高い透過率を生かしたイメージング測定や反射率による表面・界面の解析も可能であり、ミュオンは高い感度を持った局所プローブとしてバルク・薄膜試料に対して磁気秩序やそのダイナミクスを検出することなどが可能です。
本スクールでは、中性子・ミュオンの特性とその実験手法を、世界で活躍する第一線の研究者による講義によって学び、さらに大強度陽子加速器施設J-PARC MLFの実験装置を用いた実習を行うことで、その理解を深めることができるプログラムとなっています。中性子・ミュオンを用いた物質研究に興味がある国内外の大学院生、若手研究者の多くの皆さんのご応募をお待ちしています。すでに中性子・ミュオンビームを利用されている(あるいは今後利用を検討されている)研究室主催者の皆様におかれましては、学生や若手研究者の教育の場としてぜひこのスクールを活用していただき、研究室からの参加を後押ししていただければ幸いです。
対 象 者:大学院生、ポスドク、若手研究者(アカデミック、企業)
定 員:35名程度
開催場所:茨城県東海村 (AYA’S LABORATORY量子ビーム研究センター、J-PARC、JRR-3)
内 容:中性子・ミュオン科学の基礎とその応用に関する講義とJ-PARC MLFやJRR-3の実験装置を用いた実習
使用言語:英語(原則)
応募締切:2025年 8月 1日
協 賛:国際原子力機関(IAEA)
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