
- このイベントは終了しました。
文化財科学講演会 -放射光・中性子で文化財を探る-
2012-9-28 (金) 13:00 - 17:30
イベント ナビゲーション

趣旨
放射光や中性子ビームは、物質の様々な特性を非破壊で評価できるプローブ(探索子)であることから、文化財科学研究においても極めて重要な分析手段として期待されています。放射光につきましては、兵庫県播磨科学公園都市に設置されている大型放射光施設SPring-8(スプリング・エイト)をはじめ、茨城県つくば市のPhoton Factory(フォトンファクトリー)、佐賀県のSAGA-LSや立命館大学SRセンターなど多くの施設で研究が行われ、学術・産業の広範な分野でめざましい成果が得られています。 一方、中性子ビームにつきましても、従来の原子炉を利用した分析に加えて、茨城県東海村に建設されました大強度陽子加速器J-PARC(ジェイ・パーク)による利用も可能となったところです。しかし、わが国におきましては、文化財科学研究分野における放射光や中性子ビームの利用は依然として少ない状況にあります。そこで、文化財科学研究の一層の発展を期して、SPring-8、Photon Factory、J-PARCの三施設が連携して、これまでの研究成果を紹介する講演会を開催致します。
開催日
2012年9月28日 (金) 13:00~17:30
場所
研究社英語センタービル 地下2階 大会議室
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2 (JR 飯田橋駅西口より徒歩 3分)
主催
(独)理化学研究所 播磨研究所
(公財)高輝度光科学研究センター
(共)高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所
(一財)総合科学研究機構 東海事業センター
共催
日本放射光学会
(公社)日本化学会
(公社)日本分析化学会
SPring-8利用推進協議会
中性子産業利用推進協議会
協賛
応用物理学会
定員
100名
申込期間
7月2日(月)10:00 ~9月24日 (火)17:00まで (予定)
(定員に達し次第、締め切らせていただきます。)
詳細
http://www.spring8.or.jp/ja/science/meetings/2012/120928
申込方法
詳細ページ からお申込みください。
プログラム
開会挨拶 | ||
講演1 | 「放射光マイクロビームを用いた古代ガラス中の赤色・黄色顔料の状態分析」 | 阿部 善也、中井 泉 (東京理科大学理学部) |
講演2 | 「放射光による古代ビーズの着色機構解明」 | 沼子 千弥 (千葉大学大学院理学研究科) |
講演3 | 「放射光マイクロCTによる樹種識別」 | 杉山 淳司 (京都大学生存圏研究所) |
講演4 | 「SPring-8を利用した古代青銅鏡の蛍光X線分析」 | 廣川 守(泉屋博古館) |
講演5 | 「中性子イメージングによる出土品の内部観察」 | 増澤 文武 (元興寺文化財研究所) |
講演6 | 「中性子を用いた縄文式土器の研究」 | 神山 崇 (高エネルギー加速器研究機構 物構研 / J-PARC) |
閉会挨拶 |
問い合わせ先
公益財団法人高輝度光科学研究センター 研究調整部研究業務課 垣口伸二、吉川史津
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
Tel: 0791-58-0949
Fax: 0791-58-0830
Email: sp8ws1@spring8.or.jp