【開催報告】「第4回放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会(粉末回折測定研修会)」

2021.12.17

【開催報告】SPring-8・中性子(JRR-3)両施設での測定実習による
「第4回放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会(粉末回折測定研修会)」

高輝度光科学研究センター(JASRI)と総合科学研究機構(CROSS)は、SPring-8とJ-PARC MLFの横断的な利用促進の一環として、「放射光・中性子の連携利用に向けた合同研修会」を開催しています。第4回目となる本研修会では、研修テーマに要望の多かった「粉末回折」を初めて取り上げました。開催時期にJ-PARC MLFが運転停止期間だったことと、J-PARC MLFと同じ敷地にある研究用原子炉JRR-3が2021年2月に10年ぶりに運転再開したことを踏まえ、東北大学金属材料研究所(金研)の多大なご協力のもと中性子の実習はJRR-3で行いました。参加者は、4グループ6名でした。

2021年11月5日(金)に、SPring-8で粉末回折に関する座学とBL02B2ラインに設置された半導体検出器多連装型回折計を用いて実習が行われ、11月18日(木)には、JRR-3に設置された高効率高分解能回折装置(HERMES)において実習が行われました。

研修会当日の午前中にHERMESの装置管理者である東北大学金研の藤田全基先生より、中性子散乱の原理、およびHERMESの説明が行われ、その後、2つグループに分かれて、各自が興味を持っている試料を持ち込んでいただき中性子回折測定を行いました。実習中には、JASRIのスタッフも交えて測定中のデータのみならず、今後の実験計画についても議論しました。実習以外の時間には、J-PARC MLFの施設内見学などを行いました。さらに、測定実習の終了後には、東北大学金研の池田陽一先生からリートベルト解析などの解析方法に関して説明していただき、一層理解が深まりました。今回の研修会を足掛かりに、新たな中性子利用ユーザー、中性子・放射光連携利用者になって頂くことを期待します。

* 講 義 *

東北大学金研 藤田全基先生による講義

* 実 習 *

試料設置

A班データ解析の様子

実習の様子

B班データ解析の様子

試料測定

JRR-3見学

* 講 義 (解析実習)*

東北大学金研 池田陽一先生による講義

講義後の質疑応答

本研修会では、実習や中性子粉末回折の説明のみならず、JRR-3のご紹介から入所手続きまで、全てにおいて東北大学金研の藤田全基教授、池田陽一助教、および大河原学技官をはじめ、藤田研究室の皆様に多大なご協力とご尽力をいただきました。また、入所手続きについては、東京大学物性研究所中性子科学研究施設の事務職員の方々にもお世話になりました。
この場をお借りして心より御礼を申し上げます。

集合写真

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