2023.07.21
【開催報告】令和5年度 中性子産業利用報告会
令和5年度 中性子産業利用報告会が、7月13日(木)13:00~17:40と7月14日(金)9:30~18:00の日程で、産業界の方々からの要望(中性子・ミュオンで何が分かるのか、どう使えるのか知りたい)に応えるために「中性子・ミュオンで何が見えるか」「何に使えるか」に焦点を絞り、産業界の「見たいもの」とのマッチングを図ることを目的に、東京秋葉原コンベンションホールにて開催されました。
参加者は2日間で現地225名、Web114名となり、多くの方にご参加いただきました。
13日は、産業利用と施設の現状、産学連携活動、宇宙科学に関する報告と、一杉太郎教授による特別講演「機械学習・ロボット・研究者が協働するデジタル大型共用施設」がありました。夕方の意見交換会では、多くの方が参加し笑顔で会話が弾んでいました。
14日は、小泉智教授による特別講演「これからの中性子産業利用、小角散乱の視点で考える」と、高分子・生体材料、カーボンニュートラル、金属材料に関する報告がありました。ポスターセッションでは70枚のポスターが展示され、その前で議論が交わされていました。最後のセッションはパネルディスカッション「小型中性子源の取組みと大型施設との協奏」で、活発な討論が行われました。
二日間を通して多くの交流があり、施設側と産業界とのマッチングへの一歩となったのではないでしょうか。
なお来年度のこの報告会は2024年7月11日(木)~12日(金)に開催を予定しています。