canSAS-VIIIの開催報告を掲載しました

2015.04.30

第8回canSAS会議 開催報告

2015年4月14日(火)~16日(木)、CROSS、J-PARCセンター、KEK物構研、東大物性研が、いばらき量子ビーム研究センターにおいて、国際ワークショップ「canSAS-VIII」を開催しました。

この会議は、中性子およびX線小角散乱装置の装置担当者らが、装置開発やデータ解析技術の共通問題、実験データのフォーマットおよび解析ソフトウェアの共通化などについて議論することを目的に開催されてきました。第8回目となる今回は、海外から25名を含む45名が参加し、議論が行われました。

会議では、各施設の小角散乱装置の紹介や実験データから散乱断面積を得るためのデータ補正方法に関する発表などが行われた他、「高速かつ大容量のデータの取り扱い(リアルタイム計測など)」や「広q領域のデータのフィッティング方法」など7つのテーマについてワーキンググループの議論が行われました。会議の最後には、今後のcanSASのあり方について意見交換が行われました。

また、会期中にMLF(物質・生命科学実験施設)の見学会を行い、参加者にMLFおよび大観(BL15), VIN ROSE(BL06), 螺鈿(BL22)の特徴を詳しく理解して貰うことができました。

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