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ハイブリットリポソーム講演会 – がん治療を念頭に置いて –
2017-8-28 (月) 14:00 - 17:15

概要
今回、「ハイブリットリポソーム講演会」- がん治療を念頭に置いて -と題した講演会を企画しました。ハイブリッドリポソーム(HL)は生体膜の主成分であるリン脂質と界面活性剤の混合系です。DMPCを用いたHLは正常細胞には何の影響も与えずがん細胞だけにアポトーシスを誘導するという興味深い現象が見いだされており、有望ながん治療法となる可能性を秘めています。今回の講演会では、HLのがん細胞識別の分子機構を解明するため、MLFにおける中性子散乱研究を応用するというアイディアについて議論を深めます。HLの研究者とソフトマター、特に脂質の研究者に研究の現状を講演していただき、ダイナミクスや溶液構造に基づくがん細胞と正常細胞の識別の分子機構に関する中性子散乱研究の可能性を拓く議論の場を提供したいと考えています。
開催日時
平成29年8月28日(月)14:00~17:15
会場
いばらき量子ビーム研究センター B101会議室
〒319-1106 茨城県那珂郡東海村白方162-1
参加費
無料
定員
50名程度
プログラム
8月28日(月)
14:00~14:10 | あいさつと趣旨説明 | 片岡幹雄(CROSS) |
---|---|---|
14:10~14:55 | ハイブリッドリポソームの創製と機能発現 -副作用の無いがん治療を目指して- | 上岡龍一(崇城大学) |
14:55~15:40 | 細胞膜の融合現象について | 松下琢(崇城大学) |
16:00~17:15 | MLF見学 |
世話人
片岡幹雄
問い合わせ先
一般財団法人 総合科学研究機構 中性子科学センター
片岡幹雄
Email : m_kataoka[at]cross.or.jp([at]を@に置き換えてください)
主催
一般財団法人総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター
(J-PARC特定中性子線施設・登録施設利用促進機関)
共催
大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
協賛
J-PARCセンター(JAEA&KEK)、茨城県