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平成26年度第1回生物構造学研究会

2014-10-3 (金) 13:00 - 17:00

CROSS

概要

量子構造生物学における中性子結晶構造解析の役割を議論します。

開催日時

2014年10月3日(金) 13:00~17:00

場所

エッサム神田ホール 401会議室
〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2
Tel: 03-3254-8787

JR神田駅北口 徒歩1分
東京メトロ銀座線 神田駅 3出口前

参加費

無料ですが、資料代として¥5,000いただきます。
なお、中性子産業利用推進協議会の会員の方と大学、研究機関の方は無料です。それ以外の方は事務局までご相談ください。
資料代は当日徴収いたします。

申込方法

下記の内容をご記入のうえ、メールでお申し込みください。
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 (1) お名前
 (2) ご所属
 (3) ご連絡先 (電話番号、メールアドレス)
 (4) 交流会に  参加する / 参加しない
*交流会への参加を当日キャンセルされた場合、会費をいただきますのでご了承ください。
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【申込み、問い合わせ先】
中性子産業利用推進協議会
事務局 桐原由美子
Email: info@j-neutron.com
Tel: 029-352-3934

交流会

神田駅近くの「ワインホール130」で交流会を開催します。
施設側とユーザーのざっくばらんな意見の交換の場になります。ぜひご参加ください。
参加希望者は9月30日までにお申し込みください。
会費は当日いただきます。

会費: ¥3,000
時間: 17:20~19:20
会場: ワインホール130
〒101-0047 東京都千代田区内神田3-18-8 ナルミビル4F

テーマ

量子構造生物学と中性子結晶構造解析

プログラム

13:00 – 13:05 開会挨拶 研究会主査
佐藤 衛 (横浜市立大学)
13:05 – 13:35 茨城県生命物質構造解析装置iBIXの現状茨城県生命物質構造解析装置iBIXは、生体高分子および有機化合物を主な測定対象とするTOF型中性子単結晶回折装置である。平成24年度に検出器高度化を行い、本格的なタンパク質試料の測定が可能となった。平成25年度からはソフトウェアを始めとしてユーザーフレンドリーな装置とするための改良や試料周辺環境装置の整備を進めている。また、より分子量の大きなタンパク質に対応するための精度向上にも取り組んでいる。これらの結果、装置グループやユーザーにより中性子の特徴を生かした興味深い結果も得られている。本講演ではiBIXの現状や高度化後のタンパク質の測定例を報告する。 日下勝弘 (茨城大学)
13:35 – 14:15 タンパク質結晶学における量子ビームの連携利用と量子構造生物学放射光利用の高度化によって、超高分解能、高精度でタンパク質結晶構造解析が可能になり、タンパク質が携わる化学反応の理解に直結する水素原子や外殻電子に関する情報が得られるようになりつつある。このような状況に相まって、高精度の水素原子情報が得られる中性子結晶解析の連携利用が注目されている。さらに、従来は得られなかったこれらの情報から、タンパク質の機能を直接論ずる「量子構造生物学」という新しい学問領域の創成に期待が寄せられている。 三木邦夫 (京都大学)
14:15 – 14:45 蛋白質の精密X線結晶構造解析近年の蛋白質結晶学の進歩は著しく、Protein Data Bank への登録数も毎年指数関数的に増えている。X線結晶構造解析は、分子の大きさに関係なく精度の高い構造解析を行うことができる点でもっとも優れた構造解析法の一つである。特に、蛋白質が生体内で働く時には、水和水や水素原子などが重要な役割を果たしており、それらの構造も含めた詳細な原子間相互作用を理解することは重要である。本講演では、X線回折法による精密構造解析のための方法論から応用例までを紹介する。 中川敦史 (大阪大学)
14:45 – 15:00 休憩  
15:00 – 15:40 蛋白質の安定同位体標識技術
– セグメントラベル法による重水素化 –
蛋白質のNMRでは、約25年前に安定同位体(13C/15N)標識技術が開発されたことで劇的な技術的進展がもたらされた。その後もNMR研究者は安定同位体標識技術の開発を継続的に進めており、現在では極めて多種多様な技術的バリエーションが存在する。本講演では、安定同位体標識法の概略と、我々が開発を進めている最新技術、特に中性子解析でも利用されている重水素標識の最新技術を中心に紹介する。
児嶋長次郎
(大阪大学蛋白研)
15:40 – 16:20 NMRとSANSによる生命分子のダイナミクス研究様々な時空間スケールにおける生命分子集団の動的挙動のミクロ‐マクロ相関を探査する上では核磁気共鳴(NMR)と中性子小角散乱(SANS)は有用な研究ツールとなる。本講演では、糖鎖、多ドメインタンパク質、アミロイド形成タンパク質、タンパク質複合体を対象にした安定同位体標識利用NMR法の応用研究例を紹介するとともに、生命分子システムの動的秩序形成の仕組みを探求する上でSANSとNMRが果たし得る相補的役割について述べる。 加藤晃一
(岡崎統合バイオサイエンスセンター)
16:20 – 17:00 概日時計システム研究におけるbioSANSへの期待と展望まだ大気が還元的であった太古の地球で、シアノバクテリアは効率良く光合成を行うために概日時計(時間を計るシステム)を獲得した。その方法はとてもユニークで、地球の自転周期をわずか3種のタンパク質からなる分子時計システムの内に取り込んでいる。本講演では、それぞれのタンパク質分子に関する要素還元的な研究、また分子間相互作用に関する研究について紹介しつつ、多重の階層構造を有する生体分子システム研究におけるbioSANSへの期待と展望について考えてみたい。 秋山修志
(分子科学研究所)
17:00 – 閉会挨拶  

主催

中性子産業利用推進協議会
茨城県中性子利用促進研究会
J-PARC/MLF利用者懇談会
総合科学研究機構 東海事業センター (CROSS東海)

共催

日本学術振興会第169委員会 中性子回折小委員会
新世代研究所 水和ナノ構造研究会

詳細

日付:
2014-10-3 (金)
時間:
13:00 - 17:00

会場

エッサム神田ホール 401会議室
Japan 〒101-0045 東京都
千代田区, 神田鍛冶町3-2-2
+ Google マップ
電話:
03-3254-8787
サイト:
http://www.essam.co.jp/hall/access/#access_1