【受付終了】
2019B期 J-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)実験課題(一般利用課題(短期)) 公募要項
J-PARC MLFは研究成果を創出し、その研究成果を国内外へ発信するための国際研究拠点です。
CROSSでは2019B(2019年度下期)の中性子を利用する実験課題(一般利用課題(短期))の公募を下記の要領で行います。
1.応募受付期間
2019年5月17日(金)~ 6月7日(金) 17:00 (JST)
※ 受付最終日は、アクセスが集中するため課題申請システムに繋がりにくくなります。早めに申請してください。
2. 応募方法
課題申請システムから申請してください。
(MLF実験課題申請ガイダンスも参照してください。)
申請の注意事項
- 研究計画の作成には最新のテンプレート(2019B版)を使用してください。
- 共同実験者欄は、本人の承諾を得た上で入力してください。(未承諾の共同実験者が記載されている場合は申請を認めない場合があります)
- 試料環境や実験条件などについて、事前に装置責任者と相談した上で申請することを推奨します。(装置責任者連絡先)
言語
英語
(ただし、産業利用課題、新利用者支援課題(NUP)の申請は日本語でも受け付けます。)
3. 利用期間とビームタイムの見積もり
利用期間
2019年11月~2020年3月(予定)
ビームタイム見積もり
陽子ビーム出力を500kW(予定)としてビームタイムを見積もってください。
4. 応募資格
- 国内外の大学、民間企業および公的研究機関などに所属する研究者
- 大学院学生(修士課程、博士課程)
- なお、経済産業省が公表している外国ユーザーリストに掲載されている機関に所属する者およびNPT未加盟国の応募者については、文部科学省等と協議し、資格の有無を決定します。
大学院学生が申請代表者となる場合の注意事項
- 大学院学生が申請代表者となる場合、必ず事前に当該装置の担当者まで連絡してください。
- 申請者の職位欄には、大学院学生であることが分かるように「Graduate Student」と記載してください。
- 共同実験者欄には、必ず、申請者の「指導教員」と実験に立会う「スーパーバイザー」の氏名を記載してください。また、それらの職位欄には職位と併せて”AS”(Academic Supervisor:指導教員)、”ES”(Experiment Supervisor:実験立ち合い者)を記載してください。
- スーパーバイザーは、原則、指導教員を含む所属組織のスタッフや共同研究者(大学院生は不可)とします。
- 課題が採択された場合、指導教員には実験の実施に必要な誓約書(指定書式)を提出していただきます。
5. 応募を受け付ける実験装置一覧
装置の仕様などについては各装置の担当者までお問い合わせください。
中性子ビームライン
中性子回折装置
中性子非弾性散乱装置
中性子小角散乱・反射率装置
他の中性子実験装置
6. 課題審査分科の選択
申請課題は以下の分科毎に審査が行われますので、申請時に適切な分科を選択してください。
中性子課題
- P1 物質科学・工学分科会
- P2 エネルギー科学・高圧科学分科会
- P3 ソフトマター・バイオマテリアル・液体分科会
- P4 磁性・強相関(弾性散乱)分科会
- P5 磁性・強相関(非弾性散乱)分科会
- P6 基礎物理・核科学・装置開発・イメージング分科会
- P7 産業利用分科会(※1)
- P8 -
- P9 新利用者支援分科会(※2)
各分科のキーワードはこちらを参照してください。
(※1)P7 産業利用分科会では、申請代表者が産業界(民間企業)に所属している方の課題のみを受け付けます。
(※2)P9 新利用者支援分科会では、新利用者支援制度の利用申し込みフォームから事前申請された課題のみを受け付けます。
7. 審査基準
- 課題審査では、審査基準に則り、総合的かつ専門的に審査を行います。
- 課題のビームタイムは、課題の科学的価値および必要なビームタイムの妥当性を考慮した上で決定します。
8. 研究を計画する上での注意事項
- 核燃料物質を使用することはできません。放射性同位元素はMLFで許可を受けているもの以外は使用することはできません。
- 特殊な試料環境(マグネット等)を使用する場合は、申請前に装置担当者に相談をしてください。(試料環境詳細)
- 定格出力が7.5kWもしくは7.5kVAを超える、または定格電流が30Aを超える電気工作物を持ち込む予定がある場合、機器の仕様を研究計画書に明記してください。
- 学生(大学院生を含む)のみで実験を実施することはできません。
9. 「元素戦略」、「連携利用」課題について
一般利用課題の中で文部科学省が推進する”元素戦略”に関連する課題あるいはSPring-8などの他の量子ビーム施設や京などの計算機を連携して利用する課題については、実験課題の動向調査の重要な情報となりますので、申請システムの該当欄、「元素戦略」または「連携利用」をチェックしていただくようにお願いします。
なお、このチェックは他の課題(チェックを付けていない課題)と異なる基準による審査を行ったり、優先的なビームタイム配分を行ったりするためのものではありません。詳細はこちらを参照してください。
10. 公募課題の種類とビーム利用料金
一般利用課題(短期)には成果公開型と成果非公開型(成果占有型)があります。 利用料金は以下の通りです。
- 成果公開型・・・・成果を論文などにより公開することで免除されます。
- 成果非公開型・・・2,983,000円/日(利用料金は1時間単位で計算されます。)
詳細は利用区分と課題の種類を参照してください。
11. 成果の公開について(成果公開型課題)
- 成果公開型課題の利用者には期の終了後60日以内の実験報告書の提出を義務付けています。締切日はこちらを参照してください。また、提出された実験報告書はWebに公開します。
- 実験実施後3年以内に論文などによる成果の公開と登録をお願いします。
- 課題審査では、これまでに行った実験の実験報告書の提出と成果登録の有無を勘案します。
- 成果を公表する際の共著者については、事前に実験装置担当者と相談することをお薦めします。
- MLFでの実験は施設の管理者や実験装置担当者などの支援の下に行われていますので、その支援も鑑みて共著者を記載してください。また、必ず課題番号と利用した実験装置を明記してください。[ 記載例 ]
12. 採択課題、実施済み課題の情報公開について
採択された課題および実施された課題(成果公開型、成果非公開型)については以下の情報をWebに公開します。
課題選定後に公開する情報
課題番号、実験責任者情報(氏名、所属機関)、所属機関の国名、利用ビームライン、配分ビームタイム
実験終了後に公開する情報
課題名、利用ビームタイム
13. 問い合わせ先
J-PARCセンター ユーザーズオフィス
利用相談(成果公開型):j_proposal[at]ml.j-parc.jp
利用相談(成果非公開型):j_proposal_p[at]ml.j-parc.jp
申請手続き:jimurisoku[at]ml.j-parc.jp
[at]を”@”に置き換えてください。