共用ビームラインとは?
J-PARC MLFには、23本の中性子ビームラインの設置が可能です。
この内、JAEAが建設し国内外の研究者が共同で利用できる共用ビームラインとして、以下の7本のビームラインが設置されています。
共用ビームラインの概要
ビームライン 番号 |
ビームライン名称 | 利用分野 |
---|---|---|
BL01 | 4次元空間中性子探査装置 (四季) |
強相関電子系、低次元スピン系等の磁気励起、格子振動の測定 |
BL02 | ダイナミクス解析装置 (DNA) | 生体高分子、ソフトマター、機能性材料中の原子運動や磁性体中のスピン運動の測定 |
BL11 | 超高圧中性子回折装置 (PLANET) |
低温高圧下及び高温高圧下での結晶、液体の構造解析やラジオグラフィー測定 |
BL15 | 中性子小角・広角散乱装置 (大観) |
金属材料、磁性材料、ソフトマター、タンパク質等のサブナノからミクロンスケールの構造解析 |
BL17 | 偏極中性子反射率計 (写楽) |
機能性薄膜材料、生体膜等の表面構造や埋もれた界面の構造解析 |
BL18 | 特殊環境微小単結晶中性子構造解析装置 (千手) | 機能性材料の結晶構造や磁気構造の解析 |
BL22 | エネルギー分析型中性子イメージング装置 (螺鈿) | 中性子透過像の取得及び、3次元像の再構成結晶組織・核種・磁場情報の空間分布の可視化 |
J-PARC MLF の他の中性子ビームラインを含む詳細情報は こちら をご覧下さい。