2018B期 J-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)実験課題(短期)
J-PARC MLFは、研究成果を創出し、さらにここで得られる研究成果を国内外に発信するための、国際的研究拠点です。
J-PARC MLFでは2018B(平成30年度下期)の中性子およびミュオンを利用する実験課題(短期)の公募を下記の要領で行います。
1.応募受付期間
平成30年5月17日(木)~ 6月7日(木) 17:00 (JST)
※受付最終日は、アクセスが集中するため課題申請システムに繋がりにくくなります。早めにご申請ください。
2.利用期間とビーム出力
【利用期間】
平成30年11月~平成31年3月(予定)
【利用期間における陽子ビームの出力予定】
500 kW(予定)でビームタイムを見積もってください。
3.応募方法
課題申請システムから申請してください。
その際、MLF実験課題申請ガイダンスも参照してください。研究計画テンプレート、申請画面コピー、申請書イメージを、随時参照できます。
【言語】 英語
(ただし産業利用課題、新利用者支援課題の申請は日本語での申請も受け付けます。)
【テンプレート】 申請に必要な「研究計画」は以下のテンプレートを使用して作成してください。
- 英語版(通常はこちらをご使用ください。)
[成果公開課題用] [成果非公開課題用] - 日本語版(産業利用課題、新利用者支援課題は日本語での申請も受け付けます。)
[成果公開課題用] [成果非公開課題用]
4. 応募資格
- 国内外の大学、民間企業および公的研究機関などに所属する研究者
- 大学院学生(修士課程、博士課程。今期より大学院学生が課題代表者となる課題も受け付けます。)
- 大学院学生が課題代表者となる申請を行う場合には、必ず事前に該当装置の担当者までご連絡ください。
- 申請者の職位欄には、大学院学生であることがわかるよう、「Graduate Student」と記載してください。
- 共同実験者欄には必ず、申請者の「指導教員」と、実験実施に立会う「スーパーバイザー」の氏名を記載してください。また職位欄には職位と併せて”指導教員”、”スーパーバイザー”がわかるよう記載してください。
- スーパーバイザーは原則、指導教員を含む所属組織のスタッフや共同研究者(大学院生は不可)とします。
- 課題が採択された場合、指導教員には実験実施に必要な誓約書(指定書式)を提出していただきます。
【大学院学生が申請者となる場合の注意事項】 - 経済産業省が公表している外国ユーザーリストに掲載されている機関に所属する者およびNPT未加盟国の応募者については、文部科学省等と協議し、資格の有無を決定します。
5. 応募を受付ける実験装置一覧
中性子ビームライン(仕様)
中性子回折装置
BL11 PLANET : 超高圧中性子回折装置
BL18 千手 : 特殊環境微小単結晶中性子構造解析装置
中性子非弾性散乱装置
BL01 四季 : 4次元空間中性子探査装置 (高強度チョッパー型分光器)
BL02 DNA : ダイナミクス解析装置 (背面反射型分光器)
中性子小角散乱・反射率装置
BL15 大観 : 中性子小角・広角散乱装置
BL17 写楽 : 偏極中性子反射率計
他の中性子実験装置
BL22 RADEN : エネルギー分析型中性子イメージング装置
装置の仕様に関するお問い合わせは、各装置の担当者までご連絡ください。
6. 研究を計画する上での注意事項
(1)核燃料物質を使用することはできません。放射性同位元素はMLFで許可を受けているもの以外は取り扱うことはできません。
(2)民間企業に所属する研究者がミュオン実験装置の利用を希望する場合は、応募前に「10.問い合わせ先」までご連絡ください。
(3)ミュオン実験装置では一般利用課題申請の準備にむけた予備実験またはミュオン利用未経験者を対象とした課題(P型課題)を公募しています。詳細についてはKEKのWebサイトでご確認ください。
(4)定格出力が7.5kW若しくは7.5kVAを超え、または定格電流が30Aを超える電気工作物を持ち込む予定がある場合は、研究計画書において機器の仕様を明示して下さい。
(5)KEKビームライン(5. 応募を受付ける実験装置一覧 参照)におきましては、学部学生を共同実験者とすることはできません。ただし、実験実施時に「実習生」として実験に参加いただくことは可能です。なお、大学院学生を共同実験者とする場合は、大学院学生であることがわかるよう職位欄に「Graduate Student」と記載してください。
(6)茨城県実験装置(BL03、BL20)において産業利用課題あるいは学術界の方でも産業界を先導するような革新的研究課題(県プロジェクト課題)などでの利用を希望される場合は、茨城県が実施している課題公募にご応募ください。産業利用課題は1年を通して課題申請が可能です。 詳細については茨城県のWebサイトでご確認いただくか、県事務室までお問い合わせください。
いばらき量子ビーム研究センター 茨城県事務室
TEL 029-352-3301, E-mail info-neutron[at]pref.ibaraki.lg.jp
[at]を”@”に置き換えてください。
7.MLF利用の基本方針
利用区分と課題の種類、申請と審査については 物質・生命科学実験施設利用のWEBサイトをご確認ください。
また課題の申請やMLF利用の流れについてはMLF利用者情報サイトをご参照ください。
お知らせ
- MLFの成果公開型利用者には期の終了後60日以内に実験報告書を提出することが義務付けられています。また提出された実験報告書はWEBに公開します。
- 実験実施後3年以内に論文等による成果の公開と登録を求めることになりました。
- 審査において、これまでMLFで行った実験の実験報告書の提出と成果登録の有無を勘案します。
- 成果を公表する際の共著者については、事前に実験装置担当者と相談することをお薦めします。
MLFにおける実験は、施設の管理者や実験装置担当者などの支援の下に行われていますので、その支援も鑑みて共著者を記載してください。
また、必ず課題番号と利用した実験装置を明記してください。 - 採択された課題、実施された課題(成果公開型、成果非公開型)の情報は以下の方針でWEBに公開します。
<課題選定後に公開する情報>
課題番号、実験責任者情報(氏名、所属機関)、所属機関の国名、利用ビームライン、配分ビームタイム
<実験終了後に公開する情報>
課題名、利用ビームタイム
8. 「元素戦略」、「連携利用」課題について
引き続き、一般課題の中で文部科学省が推進する”元素戦略”に関連する課題あるいはSPring-8などの他の量子ビームや京などの計算 機を連携して利用する課題については、申請システムの該当欄、「元素戦略」または「連携利用」をチェックして頂くようにお願いします。これは該当する申請 課題に対して該当しない課題と異なる基準による審査や優先的なビームタイム配分を行うためのものではありませんが、実験課題の動向調査の重要な資料となりますのでご協力ください。
9. 成果非公開課題の利用料金
2,983,000円/日
10. 問い合わせ先
J-PARCセンターユーザーズオフィス
利用相談(成果公開型):j_proposal[at]ml.j-parc.jp
利用相談(成果非公開型):j_proposal_p[at]ml.j-parc.jp
申請手続き:jimurisoku[at]ml.j-parc.jp
[at]を”@”に置き換えてください。