共用装置利用

共用装置利用

「共用装置利用」の利用区分には、以下の6区分を設けています。

  • 一般利用

    J-PARC利用の「一般利用」と同等に、国内外を問わず幅広い利用者に開放することを目的に一般公募される利用区分です。

  • 重点課題利用 (元素戦略プロジェクト<研究拠点形成型>)

    文部科学省が推進する「元素戦略プロジェクト〈研究拠点形成型〉」のための利用区分です。元素戦略プロジェクト〈研究拠点形成型〉とは「磁石材料」、「触媒・電池材料」、「電子材料」、「構造材料」の4つの領域からなる2012年度から始まった10年間の国家プロジェクトで、レアアースやレアメタル等を用いない革新的な稀少元素代替材料の創製を目的としています。

  • 新利用者支援制度

    MLF中性子線施設を利用した経験のない方が、将来、自立的に「一般利用」などの課題申請ができるように経験を積んで頂くことを目的とした利用区分です。登録機関のコーディネーターにより、実験装置の選定、実験課題の申請書作成から実験の方法やデータ処理、実験終了報告の作成までの支援を受けることができます。以下の方が原則、対象となります。

    • ・ J-PARC MLF中性子線施設の利用未経験者
  • 登録機関留保

    一般ユーザーの緊急課題対応、及び共用装置利用促進活動の中性子スクール・研修会等に利用する区分です。

  • 登録機関利用

    登録機関が利用促進調査研究のために主導的に利用する区分です。この内、サイエンスを主目的とする利用分野拡大課題は一般利用に応募し、審査を受けます。

  • 設置者利用

    常に最高のレベルの実験環境を利用者に提供するために、装置グループ(実験装置の維持管理に責任を持つグループ)が実験装置の維持・性能向上や性能を最大限に発揮させる先導的研究開発に利用する区分です。これは、J-PARC利用の中の装置グループ利用とプロジェクト利用を合わせたものに相当します。

Beamtime distribution