飯田氏、石角氏らの論文がJPSJの「2018 Highly Cited Article」に

2019.06.07

飯田氏、石角氏らの論文がJPSJの「2018 Highly Cited Article」に

2018 Highly Cited Article

当機構の飯田 一樹氏、石角 元志氏らが日本物理学会の月刊誌「Journal of the Physical Society of Japan (JPSJ)」に発表した論文「Spin Resonance in the New-Structure-Type Iron-Based Superconductor CaKFe4As4」が、「2018 Highly Cited Article」に入りました。

2018 Highly Cited Articleは2017年にJPSJで発表された論文のうち、2018年に最も引用された論文10位までに送られます。この論文が発表されてから現在までの被引用数は14件です(Web of Science調べ)。

論文では中性子非弾性散乱と乱雑位相近似計算を組み合わせ、新しい構造を持つ鉄系超伝導体CaKFe4As4 の動的スピン磁化率を調べ、超伝導対形成の性質がs±波の対称性であることを明らかにしました。

論文について石角氏は「新規超伝導体CaKFe4As4が発見されてすぐに研究に取り掛かったことが評価されたのだと感じました。中性子非弾性散乱や理論計算などを相補的に用いて超伝導対称性に関する性質を明らかにできて良かったと思います」と感想を述べました。飯田氏は「別の新しい構造を持つ鉄系超伝導体を調べてその性質を明らかにすることで、超伝導現象の解明を目指したいと思います」と今後の抱負を話しました。

2018 Highly Cited Article 一覧
» https://journals.jps.jp/page/jpsj/mc1y