The 1st AOCNS 開催報告

2011.12.07

The 1st AOCNS 開催報告

11月20~24日にエポカルつくば国際会議場において日本中性子科学会とアジア・オセアニア中性子散乱協会(AONSA)主催の第1回国際会議The 1st Asia-Oceania Conference on Neutron Scattering (AOCNS) が開催されました。この会議はアジア・オセアニア地域における中性子散乱研究を行っている研究者が一堂に会する国際会議で約550名の参加がありました。

総合科学研究機構 東海事業センター(CROSS東海)も国際的研究拠点形成活動の一環として共催に加わり、研究成果の発表はもちろん、運営準備から当日の会場運営などにも参加しました。

展示ブース設営スタッフ

左 : J.White氏(AONSA president)
右から2番目 : 藤井センター長(CROSS東海)

ポスター発表の様子

また、展示ブースではCROSS東海の主業務であるJ-PARCの利用促進に関する案内や、普段の活動風景などをパネルとスライドショーを用いてアピールしました。

展示パネルについてはJ-PARC物質・生命科学実験施設(MLF)と協力して、MLFとCORSS東海の展示ブースをあわせてJ-PARCの概要から共用利用制度の紹介、そして申込み窓口までが容易に理解できるような構成としました。

展示ブースで説明を行う職員

また、本会議開催期間中に同会場にて日本中性子科学会の第11回年会が開催され、総会、学会賞授賞式、受賞記念講演が行われました。

授賞式ではCROSS東海 利用研究促進部の梶本亮一副主任研究員を含むMLF研究グループが技術賞を受賞しました。

この賞は中性子科学の技術的発展に顕著な貢献を行った個人あるいはグループに贈られる賞で、同グループの「チョッパー分光器における複数入射エネルギー同時測定法による高効率非弾性中性子散乱測定法の開発」が認められ今回の受賞となりました。

技術賞の授与式
写真左:金谷利治日本中性子科学会会長(左)と梶本亮一副主任研究員(右)。
写真右:技術賞を受賞したメンバー。上段左から稲村泰弘氏、中村充孝氏、中谷 健氏(J-PARCセンター)。
下段左から梶本亮一氏(CROSS)、金谷利治日本中性子科学会会長

第2回のAOCNSは2015年シドニー(オーストラリア)で開催される予定です。

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