概要
中性子およびX線散乱回折・透過法による材料のミクロ組織・応力評価に関する最近の進歩は著しくなっています。中性子や放射光では転位密度、結晶子サイズ、積層欠陥頻度などがバルク平均情報として得られ、変形中あるいは加熱冷却中その場測定も可能になってきました。電子顕微鏡観察等との関係に着目して理解を深め、結果の信頼性向上とさらなる発展を目指して議論します。
開催日時
2014年10月8日(水) 10:00~17:00
場所
研究社英語センター 地下2階 大会議室
〒162-0825 新宿区神楽坂1-2
Tel: 03-3269-4331
JR中央・総武線飯田橋駅西口徒歩約3分
東京メトロ南北線・有楽町線飯田橋駅B2a、B3出口徒歩約7分
申込方法
下記の内容をご記入のうえ、メールでお申し込みください。
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(1) お名前
(2) ご所属
(3) ご連絡先 (電話番号、メールアドレス)
(4) 交流会に 参加する・参加しない (どちらか消してください)
*交流会への参加を当日キャンセルされた場合、会費をいただきますのでご了承ください。
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【申込み、問い合わせ先】
中性子産業利用推進協議会
事務局 桐原由美子
Email: info@j-neutron.com
交流会
神楽坂の「ラ・カシェット」で交流会を開催します。
施設側とユーザーのざっくばらんな意見の交換の場になります。ぜひご参加ください。
参加希望者は研究会の参加申し込み時に登録してください。当日も受け付けます。
会費は当日いただきます。
会費: | ¥3,000 |
時間: | 17:20~19:20 |
会場: | 神楽坂 ラ・カシェット 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-10 三経第22 ビル3F Tel: 03-3513-0823 |
テーマ
量子ビームを利用した小角散乱・回折・透過プロファイル解析によるミクロ組織の定量評価
プログラム
座長 : 佐藤成男 (茨城大学)
10:00 – 10:03 | 開会挨拶 | 主査 友田 陽 (茨城大学) |
10:03 – 10:30 | 中性子の産業利用の現状 | 林 眞琴 (茨城県) |
10:30 – 11:30 | 小角散乱プロファイル解析の最前線 | 大沼正人 (北海道大学) |
11:30 – 12:00 | 中性子小角散乱 ― ブラッグエッジ同時解析を用いた鉄鋼のミクロ組織の評価 | 大場洋次郎(京都大学) |
12:00 – 12:10 | 小角散乱プロファイル解析に関する討論 | |
12:10 – 13:00 | 昼食 |
座長 : 大沼正人 (北海道大学)
13:00 – 14:00 | <特別講演>ラインプロファイル解析(CMWP法)の基礎と応用中性子とX線を対象にCMWP解析、特に、多結晶金属変形材の<hkl>粒群ごとの転位密度/組織の同定法について解説する。 | Prof. T. Ungár (City University of Hong Kong) |
14:00 – 14:20 | CMWP解析を用いたマルテンサイト鋼変形中の転位組織変化 | 川崎卓郎(JAEA) |
14:20 – 14:40 | CMWP解析を用いたナノベイナイト鋼の変態挙動に及ぼす部分焼入れの影響の考察 | W. Gong and S. Harjo (JAEA) |
14:40 – 15:00 | CMWP解析を用いたオーステナイトの高温変形と回復・再結晶挙動の考察 | 友田 陽、佐藤成男 (茨城大学) |
15:00 – 15:10 | CMWP解析に関する討論 | |
15:10 – 15:20 | 休憩 |
座長 : 大竹淑恵 (理研)
15:20 – 16:00 | 放射光と中性子を利用したラインプロファイル解析 | 佐藤成男 (茨城大学) |
16:00 – 16:20 | 放射光を用いたマルテンサイト鋼のX線回折の評価例 | 北原 周 (コベルコ科研) |
16:20 – 16:50 | イメージングとブラッグエッジ解析 | 塩田佳徳 (名古屋大学) |
16:50 – 17:00 | 総合討論 広角回折、小角散乱から透過まで量子ビームプロファイルから得られる知見の信頼性向上に向けて |
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17:00 – | 閉会挨拶 |
共催
中性子産業利用推進協議会
茨城県中性子利用促進研究会
J-PARC/MLF利用者懇談会
総合科学研究機構 東海事業センター (CROSS東海)
協賛
日本鉄鋼協会研究会I「小型中性子源による鉄鋼組織解析法」