開催趣旨
東海村のJ-PARC MLF(物質・生命科学実験施設)では、大強度陽子加速器により発生する世界最高強度のパルス中性子とミュオンビームを用いて物質科学および生命科学研究を展開しています。
懇談会と協議会の中性子構造生物学と生物・生体材料の2つの研究会は、それぞれ学術界および産業界を中心に中性子を利用した生命科学研究の推進を目指して活動しています。
今回は、生物・生体材料研究会とCBI研究機構量子構造生命科学研究所にご協力いただいて、中性子構造生物学研究会「天然変性タンパク質」を企画しました。天然変性タンパク質は従来のタンパク質の構造・機能研究にパラダイムシフトをもたらし、近年では創薬ターゲットとして、さらには液-液相分離の主役としても注目されています。今回の研究会では、大きく揺らいだ天然変性タンパク質の動的挙動を解析する手法や方法論に着目し、その開発研究の現状と将来への展望について講演者のみなさんに語っていただく予定です。数多くの方にご参加いただき、活発な議論ができますことを心より願っています。
主催
J-PARC MLF利用者懇談会
中性子産業利用推進協議会(IUSNA)
共催
総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター
茨城県中性子利用研究会
協賛
CBI研究機構量子構造生命科学研究所